法問寺の主な年中行事と その紹介 |
3月 (春分の日前後1週間) ・・・・・ 春のお彼岸(入り、中日に法要) | ||
5月 第3日曜日 ・・・・・ 施餓鬼音楽法要 | ||
7月13日〜16日 ・・・・・ お盆(みたま お迎え、送りの 献灯法要) | ||
9月 (秋分の日前後1週間) ・・・・・ 秋のお彼岸(入り、中日に法要) | ||
11月 第2日曜日 ・・・・・ お十夜法要 |
![]() ![]() 春と秋に、春分の日、秋分の日をはさんで前後3日間ずつの一週間が「お彼岸」です。 法問寺では、入りの日と中日(春分、秋分の日)に、彼岸法要を行っております。 ◇ 彼岸とは・・・ サンスクリット語(仏教発祥地インドの言語の一つ)の、 パーラミタ―(波羅蜜多)を訳した言葉です。 また仏教では、お彼岸は悟りの世界を意味し、 煩悩に満ちたこちらの岸に対して極楽浄土の向こう側の岸(=彼岸)を表し、 毎日心がけて六波羅蜜の教えを実行する事により、その「極楽浄土へ渡れる」とされています。 しかし我々凡人は日頃忙しく、この有難い六波羅蜜の教えの毎日の実行は難しいので 「せめて年に2回、春と秋くらいはその教えを実行しましょう」 というのが、現在のお彼岸の意味になっています。 従ってお彼岸にはご家族揃ってご先祖・先亡霊位のお墓に冥福を祈ると共に、 生きている皆様は現在生かされていることを喜び この教えを実行し彼岸到達をめざしたいものです。 (六波羅蜜 ろくはらみつ) 布施 ・ ふせ : 奉仕の心を忘れない 持戒 ・ じかい : 規律や人との約束を守 る 忍辱 ・ にんにく : 不平不満を言わず耐え忍びましょう 精進 ・ しょうじん : 一生懸命努力しましょう 禅定 ・ ぜんじょう : 心を静かに保ちましょう 智慧 ・ ちえ : 物事を正しく判断する知恵をもつ ◇ |
![]() ![]() 法問寺では、過去長年に渡り、 施餓鬼音楽法要が営まれておったようなのですが、 戦争によって、その存続が断たれたようです。 門前にある、施餓鬼音楽法要記念碑だけが、その名残でした。 平成21年(2010年)、当山開山450年を迎え、それを契機に 翌年(平成22年)、451年目、新たな1年め、として、60年以上ぶりに 念願だった施餓鬼音楽法要を 厳修致すことになりました。 (5月 第3 日曜日)
◇ 施餓鬼会の意味 お釈迦様の高弟のひとり 阿難尊者が 木の下で瞑想をしていると 突如、目の前に餓鬼が現れ 「汝の命は残り三日。 その後は寿命が尽きて 餓鬼道に堕ちる」と宣告されました。 餓鬼とは、髪を振り乱し、爪は伸び放題、全身痩せ細り、お腹だけがポッコリ出ている。 首は針のように細長く、食べ物を食べようとするとそれが炎に変わってしまう。 この姿は、同時に 阿難尊者の心のありさまを表現したもの、とも説かれます。 自分自身の心の中の「欲 ・ むさぼり」を 醜い餓鬼の姿と重ね合わせて見た、ということです。 誰の心の中を覗いてみても、確かに大きな餓鬼が住み着いている・・・・・ だからこそ、「むさぼりの心」 を少しでも抑え、 飢え苦しむ餓鬼たちに 飲食(おんじき)の「施し」をしよう・・・ これが 「お施餓鬼」の法要になります。 社会生活を送るうえで「施し分かち合う心」を実践したいものです。 ◇ |
![]() ![]() ![]() 法問寺では、7月のお盆に際し、 みたまお迎え献灯法要、 みたま送り献灯法要 を行っております. 日程は、13日に一番近い日曜日の昼間と 13日の夕刻に みたまお迎え献灯法要、 16日の夕刻には みたま送り献灯法要を行います。 参列なさった皆さまは、 法要中に 御本尊の前まで進み ロウソクの灯を 献灯されます。 ![]() ![]() 法要終了後、 ご自分でご本尊前に献灯された ロウソクを ご自宅へお持ち帰りになり、お迎えの灯火として、灯して頂きます。 ◇ 盂蘭盆会(うらぼんえ)とは・・・ ウランバーナという語の音訳で逆さまにつるすような苦しみを除くという意味があります。 |
![]() ![]() 法問寺では、 11月の第2 日曜日に お十夜法要を行っております。 この日は、 手作りのお弁当を 用意し、 昼前ごろから ご家族連れなど、檀信徒の皆さんに 召し上がって頂いております。 その後、 本堂にて法話、 そして十夜法要と続きます。 ◇ 十夜法要とは・・・ 正しくは「十日十夜法要」といい、 後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の勅許により、 この世(現在生きている世界)で行う十日十夜の善行は、 極楽世界の千歳の善行に勝るということに基づいています。 現在は一日で行う寺院が多くなっています。 ◇ |