法問寺 開山 450年

(2009年)

 
法問寺
は、「お寺について」のページ にもありますように
「無量山 光明院 法問寺」と称し、
永禄2年(1559) 
穏蓮社安誉虎角上人 により創建されました。

ちなみに、
翌年の1560年 永禄3年には「桶狭間の戦い」で 織田信長が今川義元を破っています。
時代でいうと、 室町時代 の 中後期 にあたります。

当初 は 現在地より 約100m東南 に在ったようですが、
江戸時代の後期 に 中川開墾 により 現在地に移っています。

当山の ご本尊、
阿弥陀如来 立像 は 江戸初期のものです
両の脇に 
勢至菩薩観音菩薩 を 率いていらっしゃいます



    



そして、今から3年前の、2009年、
開山450年を迎えました。

その年をはさみ、前年より 私たちはそのことには まったく気づかず、
本堂内を 整えるべく 修繕やら 壁紙の張り替えなどと取組み、
また、雲中菩薩を 本堂にお迎えしたいなぁ・・・という思いを持ち始めておりました。


(壁紙を張り替えるために、ご本尊はじめ、仏具諸々を丁寧に本堂中心部に集めました)


年が明け、2009年を迎え、それでもまだ、450年の認識をせずに
雲中菩薩を 作ってもらえる先を探しておりました。
そして、ちょうどその頃、 
開山450年であることに気づきました。


前年に、本堂を整え、 雲中菩薩 を お迎えできるような準備ができ、
檀家の皆様の お気持ちを頂きまして、 
本堂に 
雲中菩薩 24体 が 奉納されることとなりました。
24体の理由は・・・阿弥陀様とともに 私達をお迎えにいらっしゃる折に同行されて
いらっしゃる 25菩薩、このうち、観音、勢至菩薩はご本尊の脇におられるので
残り 23菩薩 と、その皆様のご案内役である、
大地蔵菩薩 をくわえた 24菩薩です)

以下、24体、それぞれ2枚ずつ 全体像(菩薩名あり)と アップです
画像を クリックしてください! 大きく見られます!





また、釈迦三尊も奉納されました。
阿弥陀様と相向かい、西向きに安置されました。





本堂は、ぐるり 周りから ご本尊阿弥陀様をはじめ、お釈迦様、25菩薩様たちに
しっかりと 見守られております



そして 2010年、
開山45年め に当る、この年から、 昭和の20年前後から 中断されていた
施餓鬼音楽法要 を 60年以上ぶりに、 また 年から、と、再開する運びとなりました。

こうして振り返ってみると、 まるで、知らず知らず、
開山450年 の 前後の年に
本堂を整えたり、 施餓鬼会を再開したり・・・と 周りのたくさんの方たちのお力添えに助けられ
動かされてきたように思えます。


この
開山450年、という年回りに 偶然に 生かされた縁を 大事に思いながら
これからも 檀家の皆さんや ご縁を持てた方々とともに 暮らしていけたら・・・と思います。